- 2015/12/22 中島流焙煎教室 幻のオールドクロップ
コーヒー焙煎を始めて12年目に入っています。
焙煎も6年くらい経験を積むと、
「どんな生豆がおいしく焼けて
この豆ではおいしいコーヒーが焼けない」
という事が解ってきます。
コロンビア・シェラネバダ

麻袋を開けたら、凄く緑色をしたニュークロップで
いい豆でしたが、水分量が多いため芯焦げするわ、味が欠けるわ
香りが抜けるわ、大変なコーヒーでした。
しかし、3年以上経つと水分が程よく抜け、油が乗ってきて
シングル焙煎で思いっきり焼けるようになってきました。
結局5年目の飲み切るまでおいしいコーヒーが焼けました。
ペルー・ベロニカ・モンターニャ
この豆も同様に、3年経った頃からおいしくなり
香りが最大でビターチョコレートのような香りを出し、
5年目の飲み切るまで同じ結果が出ました。
エチオピア・モカ

この豆は5年経っても未だにおいしい豆です。
ニュークロップのコーヒー豆を見てきて、一番おいしい時は
3年目からと言うことが、2007年頃から解ってきました。
2014年、コーヒー業界はニュークロップ全盛時代です。
・収穫後6カ月以内が一番おいしい
・収穫後1年以上経過した生豆はおいしくない
とか言われています。
今日も 検索 焙煎 オールドクロップ で調べました。
やはり、ニュークロップ推奨の意見が多かったです。
・ボリビア・コパカバーナ2012
事実上2013年度のコーヒー豆です

水分量が多く、現地でハンドピックされていて、欠点豆はゼロ。
定温倉庫で保管されていたので収穫後一年経っても
ニュークロップのままです。天日干しが必要です。

なぜ天日干し?????
それは収穫後3年熟成させたオールドクロップ状態に持っていくためです。
一番おいしく焼くためには、水分を抜く必要がありますね。
焙煎用語で「水抜き」「蒸らし」とか言う言葉があるくらいですから
水分はコーヒー焙煎には、要らないものなんです。
ならば、最初から3年たったオールドクロップがあれば
どれだけ楽なのでしょうか。
最初から、焼きやすく、簡単で、おいしい結果が出る豆
があるといいと思いませんか。

今回、ボリビア・コパカバーナ2011年の生豆を手に入れました。
定温倉庫で2年以上エイジングされていたので、
ちょうど油の乗った最高の状態のオールドクロップになっていました。
幻のオールドクロップ いいものですよ


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